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機器紹介3件の公開(2月度)

2017/02/15
     
技術レポート
分析

以下3件の機器紹介を2月度分として公開いたします。

高精度比表面積/細孔分布測定装置 (機器一覧のページの細孔径・比表面積カテゴリ内)

 マイクロトラック・ベル株式会社製 BELSORP-max に関するご紹介です。測定セルへ導入した吸着質の圧力変化から気体の状態方程式を用いて,サンプルへ吸着した吸着質の量を求め,サンプルの比表面積および細孔分布を測定します。吸着質にはN2やArの他,Kr,H2,CO,CO2,CH4,水蒸気,有機化合物蒸気などを用いることができ,細孔分布,比表面積,細孔容積に加えて吸脱着等温線も測定可能です。

電気マッフル炉
管状電気炉 高温燃焼設備    (機器一覧のページの熱処理カテゴリ内)

 ともに何かを直接測定する装置ではありませんが,種々測定の前処理等に用います。 

 マッフル炉は発熱体と焼成室との間に、熱伝導性がよい耐火物による隔壁(マッフル)を備えた炉です。隔壁により間接的に加熱,炉内の雰囲気を安定させる効果があります。また炉内を不活性(N2)雰囲気にした試験,試料内に直接熱電対の設置し試料そのものの温度を測定しつつの処理,昇温中の炉内の様子を観測することなどが可能です。

 管状電気炉 高温燃焼設備は硫黄,塩素,水銀,臭素等の分析用焼成前処理設備です。酸素気流中で試料を高温加熱し、目的成分を酸化・気化した後、吸収液で捕集測定します。また窒素気流中で試料を任意の温度まで加熱し,揮発成分のみを捕集したり,除去したのちの再処理等も可能です。
 試料量は1回あたり0.5g程度処理することができ,複数回処理することで,試料量を増加し,不均一な試料に対応することも可能です。

今後も引き続き毎月複数の技術レポート・機器紹介を行う予定としております。ご依頼をお待ちしております。