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有機分析

有機構造解析

有機材料や化成品等に対して、各種分析法を組み合わせ構造解析を行いお客様のご要望にお応え致します。

有機構造解析分析メニュー

項目 分析手法
主成分構造解析 FT-IR法 NMR法 GC/MS LC/MS法 ラマン分光法
元素分析 CHN
(炭素・水素・窒素)
T-S
(総硫黄)
ハロゲン類    
添加剤(有機物) NMR法 GC/MS法 LC/MS法 GC法 HPLC法
無機成分
(添加剤・不純物等)
ICP法 ICP-MS法 蛍光X線法    

FT-IR法(フーリエ変換赤外分光光度法)

物質に(連続)赤外光をあてると、構成する分子特有の振動を示し、振動数に応じた特定の波数域の光だけが吸収されます。赤外吸収の見られる波数を調べることによって、その原子の種類と結合状態を知ることができ、いくつかの原子結合からなる原子団・官能基、さらに分子に至っても、その構造に基づく特有の振動パターンが赤外吸収に反映するため、赤外吸収スペクトルから化学構造を特定することができます。
顕微FT-IR装置
顕微FT-IR装置
●分析法
FT-IR法 透過法 KBr錠剤法
ペースト法(ヌジョール法)
液膜法、溶液法
反射法 全反射法(ATR)
拡散反射法(DR)
正反射測定法(RF)
顕微FT-IR法 透過法 顕微反射法
反射法 顕微ATR法(Ge)
顕微反射法
●分析例
高分子物質 プラスチック、ゴム、接着剤
繊維、布、紙、添加剤 等
食品 異物、添加剤、劣化分析
工程、品質管理 工業製品の品質管理、劣化判定等
その他 炭素材、界面活性剤、油分
無機類  等

FT-IR機器紹介・測定例(132KB)

GC/MS法(ガスクロマトグラフ質量分析法)

GC/MS法による有機化合物の定性分析は、化合物の構造を特徴的に示すマススペクトルと保持時間を用います。構造解析では、マススペクトルとライブラリ検索データ情報により、未知化合物との比較分析を行い判断します。
GC/MS装置
GC/MS装置
●イオン化法
電子イオン化法
(EI)
イオン結合を解裂させたフラグメントイオンにより化合物構造を反映させるイオン化法です。
マススペクトルやデータベースを活用することで未知試料の定性分析が可能になります
化学イオン化法
(PCI)
一次イオンと試薬ガス(メタン、イソブタン等)を反応させ、二次イオンを生成させるイオン化法です。
ソフトなイオン化であるため分子量に関する情報が得られやすいイオン化法です
●分析例
高分子物質 プラスチック、ゴム、接着剤、繊維、布、紙、添加剤 等
工業製品 工業製品の品質管理、劣化判定等
合成品 有機合成試験における生成物確認
その他 炭素材、界面活性剤、油分 等

GC-MS機器紹介・測定例(209KB)

LC/MS法(液体クロマトグラフ質量分析法)

GC/MS法では困難である難揮発性の有機化合物を分析できるため、各種イオン化法を用い正イオン・負イオンのマススペクトル情報から目的化合物の分子量情報や骨格情報を収集することができます。
LC/MS装置
LC/MS装置
●イオン化法
電子イオン化法
(EI)
イオン結合を解裂させたフラグメントイオンにより化合物構造を反映させるイオン化法です。
マススペクトルやデータベースを活用することで未知試料の定性分析が可能になります
化学イオン化法
(PCI)
一次イオンと試薬ガス(メタン、イソブタン等)を反応させ、二次イオンを生成させるイオン化法です。
ソフトなイオン化であるため分子量に関する情報が得られやすいイオン化法です
エレクトロン
スプレーイオン化法
(ESI)
スプレーした帯電液のクーロン力による分子イオン化を行います。極性の高い難揮発性物質から比較的極性の低い物質まで効率よくイオン化が可能です。
大気圧化学
イオン化法
(APCI)
イオンのと試料との分子反応により試料のイオン化を行います。低極性から中極性の試料に対して有効なイオン化法になります。

NMR法(核磁気共鳴分光法)

核磁気モーメントを持つ原子核(1H、13Cなど)を、強磁場中に置くことで核スピンを高エネルギー側、低エネルギー側に分裂させ、外部磁場からの電磁波を照射することにより生じる核磁気共鳴(吸収・放出過程)を観測する測定方法です。スピン-スピン結合やカップリング定数を読み取ることで構造解析を行います。標準試料との比較により定性、また試料のシグナル強度を読み取ることにより定量を行うことが可能です。
NMR装置
NMR装置
●測定法
液体NMR 1H MR、13C NMR、DEPT、COSY、HMQC等
固体NMR 13C CPMAS法、13C ddMAS法等
●分析例
高分子物質 高分子材料の微細構造解析
工業製品 工業製品の品質管理、劣化判定等
合成品 有機合成試験における生成物確認
その他 炭素材、界面活性剤、油分 等
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