熱分析・安全性評価
熱分析・安全性評価
熱分析は、温度変化に伴う物理的、化学的、機械的変化を捉える手法であり、あらゆる材料の研究開発分野で活用されています。
TG-DTA法(熱重量・示差熱分析)
固体(粉末・粒状・フィルム状) 及び液体試料の温度変化に伴っておこる重量変化により、試料の脱水、蒸発、熱分解などを測定すると同時に、基準物質との温度差(発熱、吸熱)により、融解発火、転移などを測定することができます。
●装置スペック
測定温度範囲 | 室温~900℃ |
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測定雰囲気 | Air(空気),N2(窒素) |
試料量 | 10~40mg |
昇温速度 | MAX30℃/min |
●分析事例
■粉末活性炭の発火点測定
■天然ゴム中のカーボンブラックの定量
■天然ゴム中のカーボンブラックの定量

天然ゴムのTG-DTA曲線

TG-DTA装置
DSC(示差走査熱量測定)
加熱炉内に設置した試料と基準物質に加えた熱量により示差走査熱量を測定する事ができます。
温度変調DSCのため温度の上げ下げができ、結晶の状態を見ることができます。
温度変調DSCのため温度の上げ下げができ、結晶の状態を見ることができます。
●装置スペック
測定方式 | DSC:熱流束タイプ |
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最大試料量 | ~10mg程度(試料容器内に収容できる量) |
測定温度範囲 | -180~550℃ |
昇温速度 | ~30℃/min |
対象試料 | 固体 |
測定可能ガス | 空気、窒素 |
●分析事例
■温度変調DSCによるポリエチレンの融点


TG-DSC(示差走査熱量&加熱重量変化同時測定)
加熱炉内に設置した試料の加熱重量変化と基準物質に加えた熱量により示差走査熱量を同時に測定することができます。
●装置スペック
測定方式 | TG:上皿天秤方式 DSC:熱流束タイプ |
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最大試料量 | ~35mg程度(試料容器内に収容できる量) |
測定温度範囲 | 室温~1000℃ |
昇温速度 | ~50℃/min |
対象試料 | 固体・液体 |
測定可能ガス | 空気、窒素 |
●分析事例
■ポリエチレンの示差熱重量結果

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