電池材料の評価・分析
電池材料の評価・分析
自動車産業を中心にリチウムイオン二次電池や燃料電池の開発・普及が取り進められています。当社では、電池材料で使用されている炭素、触媒、素材などの分析実施例が多数あります。特に炭素材料に関しては長年培った炭素化学の豊富な知見・評価技術を駆使した特徴ある分析手法を有しております。
【試験・分析実施例及び装置】
炭素・無機材料の表面化学特性評価
電池電極材料や触媒の高機能化/改良品等の表面化学状態を解析します。
・電池電極材の酸化還元測定
水素や酸素雰囲気下で、昇温しながら酸化・還元反応を評価します。


酸化還元滴定例(リチウムイオン二次電池正極材)
1.ガス吸着法による表面親水性・疎水性評価
水蒸気吸着法により親水性、トルエンやヘキサンにより疎水性を評価できます。
2.炭素材料の表面官能基分析
TPD/MSにより加熱脱離CO、CO2と温度の関係より、表面官能基を定性・定量します。1500℃高温まで測定すると、エッジ水素の定量も可能です。
3.触媒の酸点・塩基点評価
表面にプローブ分子を吸着後、加熱脱離する量(酸・塩基量)と脱離温度(酸強度)を測定することで固体表面酸点の量を定量します。
炭素・無機材料の粉体特性評価
1.細孔分布・比表面積評価
2.粉体層の電気抵抗測定
関連する分析事例
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分析対象
自動車材料
炭素機能材料
- 活性炭評価
- その他の炭素機能材料
石炭・コークス及び固形燃料
グリーン調達分析
分析手法
受託試験
- 高温高圧反応試験
(オートクレーブ) - 腐食・耐久性試験
- 高温熱処理、蒸留、濃縮 他
材料分析
環境分析
- 作業環境測定
- 環境アセスメント・土壌調査
- 環境分析